文句はあった。 けどやっぱり少し暗いから、私は会長にしたがった。 会長は、迷う素振りなんて全くない。 あのときの再来だな…。 思わず笑ってしまう。 悔しくて、意識してきたつもりだった。 だけど、いつも私は会長の後ろだ。 追い付きたい。追い越したい。 会長の背中を見つめて、掴まれた手を軽く握った。