赤い月 参


なのに景時を日に日に追い詰める、このストレスの原因は…

魔法使いサンが、ものすっっっごくわかりやすく、うさちゃんに惚れてるからデスYO!


「うさちゃんと二人キリになりたい…」


「ムリ。
コタツから出る気は、ナイ!!」


切なげに呟いた景時を、ゴツい腕でコタツの天板を抱えこんだ薫が、傷で分断された眉を顰めてキっと睨んだ。

北風に屋上を追われた彼らの次の安寧の地は、体育館横にある運動部の部室が並んでいる建物だ。

空き部室の鍵を勝手に拝借し、中には拾ってきた 畳を敷いてある。
電源があるので、大きめのコタツ、ポット、そしてミカンは標準装備。

まさに学園内茶の間。