「食らえ!
強化型ペンタクル!!」


画用紙大の羊皮紙が何枚も、白い部屋を舞う。

が、軽く払い退けられる。


「大きく描けば良いというものでもなかろう。
掃除しておけ。」


「っっハイっ///」





「食らえ!
アサメイ!!」


握りがケルト模様になった銀の短剣が、白い部屋を飛ぶ。

が、細い人差し指と中指の間で、あっさり威力を失う。


「ん。
林檎を剥こうと思っておったのじゃ。
気が利くな。
そなたもどうじゃ?」


「イタダキマスっ///」


‥‥


「コレならどーだぁぁ?!
聖水!!」


小瓶が開けられ、中の液体がブチ撒けられる。

が… あら? 被った?


「尚人…
そなた、死にたいのか?」


「あ// 尚人って/////
え… ぅぎゃぁぁぁ///?!」


‥‥‥

聖水って… 魔術なの?