「警戒せずとも良い。 あの者は、そなたらに危害を加えたりはせぬ。 妾にもじゃ。」 動きだそうとしていた景時と薫を、うさぎが苦笑しながら止めた。 「え? でも…」 オニでショ? コレ。 この気配、鬼気じゃん。 そりゃ抑えてるみたいだケド… (抑えてる?) 景時はうさぎを見た。 鬼気を抑えて、昼間から騒ぎを起こさず出歩いて、ヒトに危害を加えない。 ソレって… うさぎは屋上の扉を見ている。 その場にいた全員がそちらに視線を移した時、扉がゆっくり開いた。