その中心が渦を巻き、蒼龍の後を追って天に昇り出す。 高く。 高く。 螺旋を描いて舞い上がる泉を一瞥したうさぎは、素早く大地に両手を着いた。 震えはない。 怒りもない。 父なる大地は穏やかだ。 うさぎは深く頭を垂れて、溜め息を吐いた。 憔悴しきった景時を想像して、口元が緩む。 (ご苦労、景時。 さて、ここからは妾の仕事じゃ。) うさぎは立ち上がった。 上昇する水柱を見上げる凛とした表情には、先程の物思いの名残はない。