「『もう最後だろーし、デコチューくらいイイか』とか思ったろ。
甘ェよ。
あんまナメんな。」


ようやく唇を離した景時が、戸惑いに瞳を揺らすうさぎを睨みつけ、低い声で言った。


「俺はうさぎと離れる気なんかねぇから。
うさぎが俺から逃げたいなら、やってみれば?
ムダだろーケド。
ドコまでも追いかけて、捕まえてやるよ。
ソレがイヤなら殺して行け。」


彼は怒っていた。

逃げろとか、バカなの?

てかうさぎが理由もなく大量殺人したとか、俺が信じると思ってンの?

本気でバカなの?

こんなに惚れてンのに、まだわかんねーかな。


「とにかく!!
次そーゆーコト言ったら、こんなモンじゃすまねーから!!
もっとスっゲぇ…
スゲ‥‥‥」


スゲぇ‥‥‥‥‥ナニ?