「いやー、さすがうさちゃんだよね。 大人な判断だよねー。 これで慈龍寺も安泰だわ。 ぶっちゃけ参ってたンだよね、アイツ。」 うさぎの意向を景時が伝えると、秋時は手放しで喜んだ。 例の勘違い野郎がよほど迷惑だったのだろう、あっという間に面会日が設定される。 「やっぱ大人の女にはオメェみたいなガキより、大人の男がいいンじゃね? 例えば、俺みたいな?」 などと調子に乗る秋時の足を、景時はとりあえず踏んでおいたのだが。