「姫──────────!!
会いたかったぁぁぁぁぁぁ!!」
少年が勢いよくうさぎに抱きついた。
背中に手を回して皺になるほど羽織を握りしめ、いい匂い…と呟きながら、彼女の胸に頬を擦りつけて‥‥‥‥‥
予感的中じゃねぇかぁぁぁぁ!!
景時は涙目で二人を眺めながら、悔しそうに歯噛みした。
「久しぶりじゃな、蒼(ソウ)。
元気そうで何よりじゃ。」
抱きつかれたままのうさぎが、少年の頭を優しく撫でる。
やめてー!!
うさちゃんまで、やめてー!!
死ぬから。
嫉妬の炎に焼かれて死ぬから。
いや、いっそあのガキを殺…
下から溢れ出す不穏な気配を感じ取った薫が、大きな手で景時の目をそっと塞いだ。



