流星は一旦うさぎの前に轟音を響かせて落下し、勢い余って転がりだした。
唖然とする景時と秋時と薫の前をゴロゴロと通過し、木々の間に見えなくなる。
だが、すぐにそこから飛び出してくる小さな影。
「ひ───めぇぇぇ───!!」
(((生きてるよ…)))
スゴい勢いで激突してたケド?
即死レベルだったケド?
しかも復活早ェな、おい。
平安貴族のように萌葱色の束帯を身に纏った、碧い肌、金色の目をした少年が元気に走る。
頭に冠、手には笏、あちこちに泥や枯れ葉をくっつけているのは、先程の決死のダイブの名残だろう。
少年が、今度は逆向きに三人の前を通過して…
「ぐぇ」
変な声を上げて急ブレーキをかけた。



