なのに暗雲は広がり続ける。 空を覆うように。 黒く、厚く、世界を飲み込むように。 「コレ… 触れちゃいけねぇモンに、触れたンじゃねぇか?」 隣から聞こえた呟きに景時が目をやると、真冬だというのに秋時のこめかみには汗が伝っていた。 そして… 重く垂れ込めた暗雲の切れ間から黄金に輝く稲妻が幾筋も放たれ、『触れちゃいけねぇモン』が姿を現す… 「「「…」」」 普通なら一生お目にかかれないような奇跡を目の当たりにして、三人は… もう、笑うしかねぇよ、コレ。