大吾は頭を抱えた。 「なんか…ゴメン。 や、違うな、アリガトウ。 …俺、カッコ悪ィな。」 「ハハっ」 薫は顔中で笑って、倒れたままの大吾に手を差し出した。 「カッコ悪くても、『真の男』なら問題ねぇらしいゾ? 足に縋らなくても助けてやるから、なんでも言えよ。」 「鬼神サンって、さ…」 大吾はその手を取って起き上がりながら、薫の顔を覗きこんだ。 「フツーじゃねぇよ、な?」 「!」