祥子を縛るために使ったであろうロープを、うさぎに投げて寄越す。
「コイツら巻いちゃって。
ケーサツ来ちゃうから、手早くお願いー。」
「フナコシか?」
「ソレはナイ。」
軽口を叩きながらも、二人は猛スピードで動きだす。
どこで学んだ技術なのか、確実に一撃で相手を戦闘不能に陥れる景時。
鮮やかな手つきで、転がった男を拘束していくうさぎ。
大吾は、完璧な流れ作業を口を開けたまま見守っていた。
「ぅ…
大…吾…」
微かな呻き声に、動ける三人が振り返る。
「け…ケーサツ…来ンのか?
俺を見捨てンのか?
違うよな? ダチだろ…?」



