「別にどこも行かねぇよ」 ぼそっといつもより冷たい声で返された。 どこも行かねぇなら連れてくんじゃねぇよって思ったけど龍希に引っ張られるのは嫌いじゃない。 もしかしたらドMかもしんねぇって最近ちょっと思う。 まあそれは龍希が俺様ってのもあるけど。 「ほら」 そう言って着いたのは学校の自転車置き場…もとい、私たちのバイク置き場。 私の学校は誰が来ても、誰も何も問わない。 そのくらい崩壊してる。 だから、バイクで登校したって何時帰ったって自分の自由。