煌く夜に





なんでいんの、コイツ。

何?
私のことつけてたわけ?




「近づくな、ストーカー!!」




私は龍希を睨みつけた。




「ストーカーじゃねぇし」

「じゃあ、なんであんたいんのよ」

「お前をドライブに誘おうかと思って」

「結構です」



私とコミュニケーションをとろうとする龍希を軽蔑の眼差しで見つめる。



「意外と、気持ち良いんだぜ?」



その言葉に少しだけバイクに興味を惹かれた。

もともと、単車の免許は取ろうと思っていたんだけど、バイクに乗っている人にそんな自慢をさせられたら更にバイクの免許が欲しくなった。