「あれ、神崎亜優じゃね?」 「おっほ~!!かわええ!!」 「っつか、なんで神崎亜優がいんの!?」 ざわざわとし始めたその場。 私は堂々と、その道を通った。 …が。 そんな簡単に帰れるわけもなく、私の前には数人の男どもが立ちはだかる。 「なんで、神崎亜優がこんなとこに一人でいんのかは知らねぇけど、チャ~ンス!!」 そう言ったお兄様の言葉に周りのやつらも一斉に私に襲い掛かってきた。 「触るな、変態」 私は私に触れようとする変態を片っ端から殴りにかかった。