煌く夜に





「ちょ、何よ…」

「『何よ』じゃねぇよ。助けてやったやつにお礼の一つもなしで帰んのかよ」

「…はぁ!?何、ヤりたいの!? どんだけ欲求不満なのよ」




私が軽蔑するような眼差しで龍希を睨むと大河と佐助は「ブッ」っと噴出した。




「悪ィけど、女はまにあってるから」



少しだけ笑った龍希の顔に不覚にも少しドキッとした。





「じ、じゃあなんで引き止めんのよ」

「……お前、神崎亜優だろ?」

「…………違います」

「…はぁ!?」