「……は?」 最初に声を発したのは吹っ飛ばされた少年。 「…『は?』って何よ…」 私が軽く睨みつけると、私の前にいた銀髪のお兄様は「え?まじ?」と不思議そうな声を出した。 「な、何よ…」 私が何かいけない質問でもしたの…? 首をかしげると、入り口にいた青い髪の少年が私の前まで歩み寄ってきて、 「俺ら“蝶龍”を知らない女なんて始めて見た!!」 と言って私に好奇の視線を向けた。