煌く夜に




―――――…そう、
私はもともと一匹狼だったんだ。


毎日毎日喧嘩に明け暮れて、遅刻は当たり前。
授業に出る日なんか気分が良いときだけ。



そんな不良生活を送っていた。





喧嘩に負けたことは一度もなくて、よく喧嘩を売られもしたし、売られた喧嘩は絶対にかっていた。



…だから、かもしれない。



この時の私は自分が無敵だって、油断していたからかもしれない。






だから自分が劣勢な立場になるなんて考えてなかったんだ。