「……」 言葉を失った。 絶句、って言った方が正しいのかもしれない。 その、あまりにも綺麗な喧嘩に、喧嘩嫌いの私は見とれてしまった。 喧嘩を止めるのも忘れて。 「はい、どいてどいて~」 ふと、青色の服をした警官がやってきた。 「チッ」 金髪の男はくたばっている10人の男の一人の腕を踏み潰した。 バキッと嫌な音がした。