「光輝くんと大和くんに連絡するね…」 私を保健室まで連れてってくれた麻衣は携帯を取り出す。 保健の先生がいないため、自分たちでなんとかするしかなかった。 「あ、もしもし、亜優が………はい、はい」 ものの30秒で会話を終えた麻衣は私の髪にそっと触れる。 「大和くんが来るって」 その言葉に私は頷くことしかできなかった。