煌く夜に





『…何か言いたいことあんなら言えよ』
『俺はいつでもお前の……』


脳に響く声。

台詞。




「…やめてッ―――――…」



頭を抱え、その場にしゃがみこむ私に麻衣はいち早く反応する。



「ご、ごめん亜優。大丈夫、もう大丈夫だから……」

「はぁ、はぁ、」


麻衣の声を聞いて酷く安心する。





不意に目の奥が熱くなって涙が出ようとする。


それを必死に食い止めようとする自分がいた。