少し前に両親を亡くして心を無くしていた9歳の少年がいました。
彼の名前は野山獣汰(ノヤマジュウタ)といい大きなお屋敷に住んでいます。
獣汰が10歳の誕生日の日に5人のおばあさんがやって来ました。
「このお屋敷は君の家かな?
一晩だけ泊めてください」
気の毒に思う心などない獣汰は断るかわりに夕飯だけ渡しました。