「ねぇ君は覚えていますか?





遠い未来を信じようと言った時





悲しい時誰に涙を拭いてもらった?





星の綺麗な日に君は旅立った。




運命なんて綺麗ごと?でもそれを信じると生涯誓うよ





ソライロの音


聞こえてる…


君にピッタリのテンポだよね。


本当に空みたいな

広い気持ちが伝わってくるよ。」



順に届いてる?カラオケ大会なんて初めてだし…

自信なんかないけど…

ただ祈ってる…




この音が君に届いてるようにと。




歌が終り拍手に包まれる。


プルルルル…

「もしもし?」

「もし…も…実はたった今順が亡くなった…」

電話の相手はみきだった。


「死ぬ間際に夏目ありがとうって微笑んでた。」


「うわぁぁぁぁんっ…」


私は誰もいなあ控室で泣き崩れた。



夏目ありがとうって
こっちがお礼言いたいよ。


ねぇ聞こえてた?



歌。






いつでも自分勝手だよね。



なんでいっちゃうの?




私を残して…



君は幸せだった?



最後まで…


笑顔でいられた。




次会える時は笑ってね。




悲しい顔しないでよ。


運命なんて二人なら言えた。



もう『おはよう』

『おやすみ 』

言えないけれど大好きだよ。




五日間しか与えられなかった。



この恋は完結できたよ。



切ないけれど





淋しいけれど




絶対負けないように




頑張るよ。




順…



貴方は輝いてました。



空のように…








ソライロノヨウニ



完結