二人で指輪を見せ合った。


「大人になったら結婚しような。」

「…うん!!!」


この幸せが続くと祈ってるよ。


この幸せが続くと…

キキーッ



ドンッ



「え?」

さっきまで隣にいた順がいないよ。


なんとなく下をみた。

倒れてる順がいた。

「なんで…なん…で」

すぐに救急車が到着した。


「先生っ順は大丈夫なんですか!?」

「できる限りの力はだしました。」

ドラマとかであるよね。よく。


ハァッハァッ

病室まで走る。


バァァアン



順は眠ってた。


呼吸をして生きてる。


「いやっぁぁぁ!」

夏目は泣き崩れた。


逝かないで逝かないで逝かないで逝かないで逝かないで逝かないで逝かないで逝かないで

神様…五日間しか与えてくれないのですか。


もっと一緒にいたい。


「ナツ…メ。」

「順!!」

「これに…出て。」

順が紙を差し出した。