まずは、誤解を解かないと。
「…俺が好きなのは、お前だけ」
「///でっでも、美奈って呼んでたし…」
…これって…………
もしかして、もしかすると…
俺はニヤッと笑って
「嫉妬したのか。可愛いな」
「っ…///してないもんっ!!!」
睨んでくるが、
あいにく、こっちからすると
誘ってるようにしか見えない。
「んっ……ふぁっ」
「…今、誘ってきただろ?」
「誘ってないもん!!」
てか、
ずっと、気付かなかったけど、
もう、外は暗くなっていた。
そして、学校の中にいるのは
おそらく、俺と杏だけ。
…そろそろ、帰らねぇとな。
「…よし。帰るか」
俺は杏の手を握り学校を出た。