「起きろぉっ!!!馬鹿兄貴ぃっ!!!
今日はデートでしょ!?」
寝ぼけた耳に高い声が響く
「…朝からうっせぇやつだな。
 んなもん、分かってる」
こんな時間から大声だして
迷惑極まりないだろ…。
「お兄ちゃんさぁ…今の時間見てから
 ものを言ってくれる!?」
勝ち誇ったよーな笑み…
「……は?」
何言ってんだ、コイツ。
俺の部屋にある時計を
チラッと見てみると……
「………ぁああああっ!!」
「ってこと。さぁ~頑張って!」
なっ何と…
約束の時間の30分前…。
これはヤバい。
色々、気合い入れなきゃなんねぇのに。
取り合えず……