「…はぁああ!?ダメだよ、そんなの!!!
 勉強わかんなくなるよっ!?」
…すまんな。
あいにくだけど、俺は…
「何言ってんだ?前のテストの結果表
 みたのか?学年トップは俺だぜ?」
「…へぇ~そーなんだ、ってぇえええ!?」
…上がり下がり激しいヤツだ。
でも、一緒にいて飽きない。
「…何笑ってんの?」
怪訝そうな目で見てくる。
…いつの間にか笑ってたのか、俺。
「じゃあ、今度勉強教えてよ!!!!」
「…んじゃあ、アドレス教えろよ」
…連絡とらなきゃだろ?
やましいことは無いぜ?
「ななななな何でっ!?」
「いや…いちいちお前の教室にいって
 話すのめんどいだろ」
…そんくらい分かれよ。
別に好き…じゃねぇし。
「…ああ、そーいうこと。OK!」
…送信っと。
「来たか?」
「うん!ばっちり…ってぁああ!!!」
うっせぇ!!!
ここは、仮にも人の家だぞ?
気つかぇよ。
「んだよ…」
「じっ塾の時間だっ!!!帰るね?バイバイ」
バタン
…ハイハイハイ
わけわからないよ?
…とことん、お騒がせなヤツだ。
でも、まぁいっか?
何か、一段と仲良くなれたしな?
登録されたアドレスをみながら
俺はニヤケていた。