君がいるから




「何組かなあ…女の子
いっぱいだといいな」


「なに?彼氏でもいんの?」



俺がそう聞いた途端小夏
は切なげな顔をして

「う-ん…どうだろう」

と答えた


「いるんだ?」


「なんかね、多分別れた」


「…多分?」


「自然消滅したかな…
こっちに引っ越すって
言ってからメ-ルとか
電話とか全然してないし
もう1ヶ月くらい連絡とってないや」


そういった優奈は無理やり笑顔を作った


その笑顔は、小夏にあま
りにも似ていて俺は目を
疑った