「はぁ~~~」
アイツが完全に見えなくなった後、ガクッと私は項垂れる。
「死神ちゃん、どうしたの?」
先ほどまでアイツに手を振っていたリーダが私に気づく。
「アイツが来ると自然と疲れるのよ」
「ふーん?あんなに仲が良いのに?」
「だから仲が良い訳じゃ…っ!!」
反論しようとするが、それすらも疲れてしまい諦める。
「まぁ、2人が本当はどういった関係なのかは知らないけど、魔法使いくんと一緒にいられる死神ちゃんが羨ましいなっ」
え゙………。羨ましい?
「あの方は、お城の魔法使い様ですので、わたくし達のような一般人では、なかなかお目見えする機会がないのですよ」
よっぽど酷い顔をしていたのか、リタさんがリーダの言葉に苦笑いしながら私に補足してくれる。
「実は、なかなか偉い人だったりするの…?」
「ええ。本当でしたら、一般人のわたくし達が声をおかけするのも躊躇われてしまうような」
アイツ、そんな偉い奴だったの!?し、知らなかったわ…。
「身分の高い人なのに、魔法使いくん、結構気さくな人でしょ?だから、結構人気があるんだよー」
「わたくしの周りでも、好きだと言っている女性の方、結構いるんですよ」
顔もなかなかのイケメンだからね。とリーダが付け足す。
アイツが…?モテる…?
ダメだ。私にはまったく理解できない。
「へ、へー。ソウナンダー」
「死神ちゃん、顔がひき攣ってるよ」
リーダが苦笑いで、私を見遣る。


