夏祭り当日です。


「お母さん、浴衣!」


「髪の毛先にやっちゃいなさぁい。」


「はーい!」


髪はサイドで高くにお団子をして、白い花を着けた。

「おかーさーん、できたよ〜」

「あらー、可愛いっ♪」


お母さんはいつでも可愛くて、少しムカつくっw


「急いでっ」


待ち合わせまであと10分!


「出来たわよぉ」


黒地に白い大きな花が散らばってる可愛い浴衣


「お母さん、この浴衣どうしたの…?」


「きっと、彼氏とデートでしょ?

可愛い姿見せないでどうするのぉ?」


「えっ!か、彼氏じゃないよ!!…………好き…だけど…」


「ふふっ、今度うちに連れておいで♪

お母さん見てみたいわ」

「ぁ、名前はね祐斗。七瀬祐斗ね」


「祐斗君かぁ、お父さんにも紹介しなさぁい。

夕ごはん、お母さん張り切って作っちゃう」


「うん。やばっ、遅刻しちゃうー!

お母さん、行ってきます!」


「頑張ってねぇ〜!」


玄関を出てお祭りのある、神社へ向かった


あれー、祐斗どこだろ…


「ひよりっ」


「あ、祐斗!」


「ひより見つけるの、苦労したよ。」


「小さくてごめんねっ!」

ほっぺをプゥと膨らませた。


「いや…そうじゃなくて…」


「?」


「すごく、その…可愛く…なってて

だからすぐ見つけられなかった!」


「祐斗、顔赤いよ…?」


祐斗可愛い♪


「今、こっち見んな!

いくぞ、祭り」


「うん!」


そして祐斗は優しく手を繋いでくれた。