私はゆっくり制服に着替えた。

行きたくない。行きたくない。行きたくない。

ギュッ

私は右手首を強く握った。

「どうしよう・・・」

行かなくてもどうせお母さんに呆れられるだけだし。

でも、言えない。

―いじめられてるなんて言えない。

学校に行きたくないなんて言えない。

「・・・」

こんな自分、嫌いだ。