「ツグミがマホを支えてやって欲しいんだ。
ツグミにお願いしたいんだ。正門までで良い。
 そこからは、他の女の子に頼むからさ」





思ってもみなかったよ。


担任の先生からの・・・
直接の頼み。





「学校の前に来てたんだって?
 嬉しかったなぁ」


先生に
言ってもらえて嬉しかったよ。


初めて
心が軽くなった気がしたよ。


翌朝。


先生の頼みを決め、
マホを誘った。


何度も足を止める
辛そうなマホを見た。


わたし、
私服だったけどマホを教室まで
支えていった。


わたし、頑張ったよ。
頑張ったの。