雅美の言葉に、苦笑いしながらも同調し、そろそろ入学式会場である講堂に移動しなければならない時間になってしまった
在校生が、新入生の胸元にコサージュ?花の飾りを付けていくのが目に入った
それと同時に、こちらに手を振っている女の人の姿も……
「あ…リーコ、ミーコさんじゃない?」
「……うん」
「行かなくていいの?すっごい目キラキラさせて、リコのこと全力待機してるけど……」
「いや、うん……行く、よ?」
若干どもりながら、魅里たちと、その人の所に行く
その人…というのは、私の姉、雪路 未依子(ユキジ ミイコ)
正直…お姉ちゃんのとこには、これ以上目立つのはイヤだから、行きたくないのが本音だけど……


