「んー、見えないなぁ……雅美〜見える〜?」
「………魅里が見えないなら、魅里と同じくらいの背丈の私が見えると思う?」
「そっかぁ…そうだよね〜」
「……魅里、喧嘩売ってる?」
「まぁまぁ落ち着いて、二人とも……、私と魅里と雅美、同じクラスだったよ」
二人を宥めながら、先ほど見えたクラス表に書いてあったことを報告する
150㎝後半の二人に対し、160㎝後半の私は、かろうじてクラス表を見ることが出来た
……それでも、ジャンプしないと目の前にいる男子の集団で見えなかったんだけどね……
「同じクラス!?三人とも?やったぁ!!」
「今年も一緒…?ここまで来ると、運命通り越して、誰かが裏で糸引いてるみたいね…」


