そんな二人の間に挟まれながら歩いていると、ひそひそと話し声がする 『うわ…、すっげぇ可愛くね?』 『うお、マジだ』 『てゆか、真ん中の女、場違いじゃね?』 『たしかにー、あの二人に挟まれてたら惨めだっつの』 ひそひそ…というレベルではなかった、普通にクリアに耳に入ってくる 別に、そんなことは言われ慣れたから、どうってことないけど 好奇を孕んだ視線を浴びながら、校庭に張り出されているクラス表を見上げた