シンデレラの魔法






「…お姉ちゃん、やっぱり、」


「駄目だよ化粧落としたら」


「………」





いや、いいじゃない



こんなの学校の知り合いとか、顔見知りとかに見られたら、絶対引かれるよ…





「あとはー、髪を巻いて…」





……もう、好きにしてください



私の髪に器用にコテを当てながら、嬉しそうにしているお姉ちゃんを見て、ため息をつき、諦めモードに入った





「よしっ、できたぁ!

ねぇ、気付いてる?お姉ちゃんとりぃ、お揃いなんだよ〜」