「別れよ。」
彼女は言った。
「ん…分かった。」
それを彼女が望むなら。
「でもね、」
「私はまた
あなたに会いに来る
とおもう。」
「なんで?」
「また、
あなたを好きになるから」
「じゃあ
なんで別れんだよ!!!」
「あなたと出会うのは
早すぎたんだ。
あなた程、愛しい
と想える人に。」
「じゃあ、ずっと
いればいいじゃねぇか」
彼女は静かに首をふった。
「それは、違う。
色んな人と恋して、
きっと最後にあなたが
1番好きな人
だって気付くの。」
「だから、」
また会おう
(彼女はそう言うと
静かに俺の前から消えた)