約束の花冠




「日向?」


要は首をかしげる。

・・・・知ってるくせに、嘘ばっか。



「要、教えて」

「俺、日向って人しらない__・・・」


要が言いかけたとき・・・

私の部屋のドアがバタンッと勢いよく開いた。



そして、私の部屋に入ってきたのは・・・



「日向・・・・・?」


「美優ちゃん・・・・」



日向だ。


ハァハァと息を切らして、汗までたらしてる。

なんか、焦ってるっぽい・・・・・



「美優ちゃ・・・っ、久しぶり・・・!!」


息をきらしながらも、日向特有の笑顔を見せる。



う・・・

私は昔っからこの笑顔に弱かったっけ。



久しぶりに見た分、不覚にもキュンときてしまった。


だ、ダメダメ。



話、聞かないと。



「日向、それに要も。どうして私の家にいるの!?きてくれるならそう言ってくれれば・・・」


と、私が言いかけると要が私の口を手で押さえた。


「んーっんんー!!!」

「お前がしゃべると、俺等が喋れないだろ。お前、聞いときながらいつも一人で喋りやがって」


しょうがないじゃん!!!
しゃべるの好きなんだもん!!


って、今はそれどころじゃないよ!
なんで来たの??


てゆーか、手離しなさいよ!!!


そんなことを心の中で叫んでると、要が口を開いた。


「俺らも、知らされてなかった」


・・・・・・・・・・・・・・・は??


それ、どーゆーとこ??



「やっぱり、要もなんだ・・・」


日向が、汗を服で拭きながら言った。

やっぱりってどういうこと・・・?


って、ちょっと日向!!汗はタオルで拭かないと、ダメだよ~!!!!



「で、日向。親と連絡は繋がったか?」

って、やっぱり日向のこと覚えてるんじゃない!!
うそつき!!

「んーん。繋がんないよ・・・・。あ、そうだよ、それより見てこれ!!!」



日向は一枚の紙を私たちの前に差し出した。

あ、これ私のお気に入りのメモ帳!!
まだつかってなかったのにぃ・・・

誰?つかったの!!!


って、あれ?なんか書いてある・・・??



「・・・『美優、日向くん、要くんへ
    美優ママとパパはアメリカに行ってきます!
    遊びが理由じゃないわよ、パパのお仕事の都合よ~。
    でも、やっぱり美優一人じゃ心配なので心の頼り、
    日向くんと要くんに来て貰ったわ!!!!!
    これでママたちも心配しないでアメリカへ行けるわ。
    日向くん、要くん。美優をしばらくの間宜しくね★

    P.S  ちなみに、日向くんと要くんの両親も私たちについてって
    アメリカに行くそうよ~~~』

 ・・・・って書いてあって・・・」


と、日向がおずおずと言った。





ってゆーか・・・・・







嘘でしょおおおおおおおおおおぉぉぉぉおぉおぉ!!!!!!!!???