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「………鈴」


名前を呼ばれた時、私の時間が動き出した。


どれくらいそうしていたか、わからないけど…


二人だけの甘い時間がゆっくりと、でも急ぎ足で流れて行ってしまったことに気付く。


「―――行こうか」