キミの好きなところ。

 

「はい、ドウゾ。」

「~~~っ!い、いらないです…っ」

「遠慮すんなって。早く」

「わっ」

私の腕が先生に引かれ、私の身体は先生の背中にぶつかってしまった。
…でも、触れてしまえば最後。
先生の背中はおっきくて、温かくて、すごく心地いい。

大好きな先生の匂いだ…。

私は寄り掛かるように寄り添い、そっと先生の背中に手を当てた。
安心する。
…ずっとこのままでいれたらいいのに、なんて思ってしまう。

「……何だ。それだけ?もっとガッツリ抱きつかれること、期待してたのに」

「!!そ、そんなことしません!」

「…そう。じゃあ、これでもう満足なんだ?」

「え、あ、あの…」

本当はもっと触れたくなった、なんて言えるわけもなく。

「も、大丈夫、です…」

私はゆっくりと先生から離れる。