やだっ///////

何これ、またプロポーズ?!

別に『好き』とか『愛してる』とか言われたわけじゃないのに

脳が、体が勝手に反応しちゃう//////


そりゃあ、好きな人が傍にいてくれたら

頑張れる勇気が湧いたりするけど。

でもでも、そんな毎日一緒にいてウザくならないのかな?

毎日見てたら、100年の恋も覚めるとか言うし……。


「毎日見てて、見飽きない?」

「何を?」

「私を」

「フッ、見飽きてたら別れるだろ、普通」

「っ……、そうだね」


慧くんと別れる?

……無理、むり。

やだっ、そんなの!


「何だよ……この手」


思わず胡坐を掻いてる彼の脚の上に手を置いてしまった。

だって、腕組してて、腕部分の服を引っ張る勇気が無くて。


「慧くん、私と別れたいって思った事ある?」

「無い」

「ウフフッ、即答なんだ♪」

「っ/////そういう絢はどうなんだよっ」

「ひみつ」

「んだよっ、それ」


去年の春に知り合って、強制で付き合ってた頃は

毎日別れたくて仕方なかった。

怖いし、苛めるし、周りの目が怖くて。

だけど、ちゃんと付き合い出してからは一度もない。