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夕食を食べ終え、一旦部屋に上がった俺ら。

21時頃に母親が送って行く事になってて。

それまでの間、部屋で寛いでる最中。


「慧くんっ/////」

「ん?」

「いつ、泊まりに来ていい?/////」

「いつでもいいよ」

「っ//////」


さっき、夕食を摂りながら

絢のおねだりの『お泊り』の話になり

父親不在だけど、うちの両親からという事で

絢のお泊りの許可が下りた。


で、絢はそれが嬉しいようで

さっきから俺の顔色を窺ってる。


ねぇ、分かってる?

俺、さっきプロポーズめいたことを言ったんだよ?

その流れで『お泊り』の話題出すとか……。

どんな思考回路してんだよっ。


俺の母親なんて、

完全にプロポーズが成功したと思い込んでる。

まだ、返事貰ってないのに。


ってか、『お泊り』したいくらいだから

プロポーズもOKという流れでいいのか?


脳内が軽くクラッシュしながらベッドに腰を下ろすと、

絢が珍しく自ら俺の隣りに腰を下ろした。