キーンコーンカーンコーン あたしは先生の指示の通り、教室に戻る。 「あ、杏! 大丈夫?」 「うん。 突然、貧血気味になって保健の先生に運んでもらってベッドで休んでたの」 「え!? 杏、涼先生と話たの?」 「う、うん」 「いいなぁ。 ねぇ、優しかったでしょ? きゃー、もう王子様にしか見えないわ」 「え、もしかして真莉って先生のファン?」 「当たり前よ、当たり前。 うちはああいうのがちょータイプなの♡」 ………あたしは懺悔しなければならないのですね。 涼先生の奥さんです、あたしは。