「俺はここにいるから、 心配しなくても大丈夫だから。」 杏は、声には出さずにうなずいた。 「俺はどこにもいかないから」 杏は顔を上げた。 涙が流れていた。 その涙を拭って、杏にそっとキスをした。 「よし、食事行こうか。」 「……うん。」