保健室へとあたしはダッシュする。 周りに気づかれないように注意をして保健室のドアを開けた。 「っはっ、はっ、りょー!!!!」 「杏、走ってきたの?」 あたしは肩で息をする。 「もしかして俺に会いたくて?」 涼は意地悪に笑う。 でも、会いたかったのは事実で… 涼だってあたしに会いたかったからメールくれたんじゃないの!? 「杏、おいで…」 涼は手を広げる。 あたしは恥を捨てて涼に抱きつく。