天を衝く槍



「さっきのウサギを追ってきたら、ジューシローさん達に遭遇したんですよ」


ウルノが気を取り直すようにシロさん達に言った。


「それはそうと、シローたちはウサギの巣の駆除だろ?どうやって見つけんの?」


ギルが腕を後頭部で組んだ。


「案内させる」


――タァンッ


シロさんは言うや否や、地面を蹴り、彼は高く高く飛躍する。


そして自分の武器を取り出し、ヒュンッッと空を斬った。


彼が手にしているのは、いつの間にか血落としされている白銀の日本刀。


≪アギョアキイイィッッ≫


まるで彼の行動に答えるようにウサギが鳴いて、何体ものウサギが姿を現した。


「加減は無しだよ」


彼は楽しそうにニヤリと口元に弧を浮かべ、シロさんは目の前に現れたウサギに斬りかかった。