天を衝く槍



「…………………」


「……何してんの、ギル」


シロさんが音がした方から出てきた人に、棒読みで言う。


「やっぱシローじゃん!!!」


「……何してるの…ギル」


……そこにいたのは、もしかしなくとも思った通りギルだった。


「あ、ウルノも」


ラガーの視線の先には、緑の髪をした肌の白い男が立っていた。


……見たことがない顔だ。


「紹介すんね、これコウガ」


ラガーはワタシをまるで商品のように扱う。


それを聞くとウルノは、あぁ…新人のとでも言いたげな目で私を見た。


「はじめまして…?」


彼は私の頬に自分の頬をくっつけた。


「…………………」


「……いちゃつくのなら他でやって。目障り」


ボケッとしている私に鋭い視線を私に向け、シロさんが言った。


「………………」


久しぶりな挨拶の仕方に私はウルノに親近感がわいた。