天を衝く槍



「で、誰が止めに入ったんだ?」


ジルは「シローが斬りかかるLunaはチヤクしか考えられないけど」と付け足した。


「ラガー」


「ラガー?」


ジルは怪訝そうな顔をして、え…マジで?と、物凄く意外だと言うような顔をした。


彼曰く、シローとチヤクの間に止めに入るとなれば、相当強くなければ出来ないらしい。


例えば、ヨースケとか俺とか、と。


そこで私は密かに、自分で言っちゃうんだと思った。


ジルは「ラガーにそんな力あったっけ…?」という疑問の目で遠くを見た。


「ラガーって、モヒカンの人ですよね?」


確かガタイが良くて大柄な人だったはず。


私は聞くと、リャノは私の目を見て頷いた。


「まぁ…ある程度この任務に慣れたら、シローとの任務に行ってみ?きっといい刺激になると思うからさ」


ジルは私にそう言って笑った。