「ロッジあったぜー……って何やってんの?」
叩いても反応が無いので、私は彼を負ぶってジルがいる所へと足を進めると、ジルがキョトンとした表情でやって来た。
そして二階建てのロッジに案内されて入った。
「おー…ここまでリャノを背負うとは、コウガ本当に女か?」
私の背中でも唸っていたリャノさんを長いソファーに寝かせている時、感心したような、疑っているような声音でジルが言った。
「女ですー」
部屋を暖かくしながら、「リャノさんが軽いんです」と付け足す。
そして雪で濡れた服や髪を乾かして一段落した時、時計を見ると、すでに夜の11時を過ぎていた。
時間が時間なので夜ごはんも食べることなく、そのまま二階にいって寝た。


