私は先程ギルに投げ捨てられて思ったより強く打ったおしりをさすりながら、よっこらしょ…と、まるでおばあさんのように立ち上がる。
「……………」
「………な…何か…?」
それをじっとジューシローさんに見られていた。
「……年寄りみたい」
彼は瞬きを数回して、冷たい目の無表情なまま、何の抑揚もない声音でそう言った。
「…と…年寄りって……」
私はその素直すぎるその言葉を聞いて、愕然とした。
まぁ、確かに自分でもおばあさんみたいだとは思ったけれども。
それを戸惑いなく私に言うのはどうだろう。
仮にも私は18歳である。
あ、いや、仮じゃないけど、今年の9月で19歳になるし。
「年寄りとか、笑えるわー!コウガ、その年で体にガタ来てんの?」
ギルがギャハギャハ笑いながら、私にそう言う。
―—いや、アンタの所為だから
私は彼をそんな目で睨みつけた。


